2026/10/21
「古典・漢文が大の苦手なんです。今の40%を、何とか本番で80%得点できるようになりたいのです!」先日、京大(工学部)を狙う現役高3生から、そんな切実な悩みを打ち明けられました。
これは深刻な悩みです。
がしかしこの30年間で私が中高一貫大学進学会ロゴスの総帥として
最も多く問題解決してきた悩みでもあります。
あと三か月はぎりぎりのタイミングですが経験値から言うとこうして
相談があった時点でこの問題は半分解決していますのでご安心ください。
その答えを知りたい保護者と受験生だけ下記を参照してください。
https://note.com/logos_1137/n/n0e5eb37c9640?app_launch=false
・解決の糸口は暗記に頼るミクロのアプローチを継続するのか?
・背景にある世界観の違いを押えてマクロのアプローチを選択するのか?
たとえると
・蟻の努力を営々と継続しますか?
・太陽から地上世界を支配する鳥観図を手に入れて一瞬で古典・漢文を征服しますか?
別のたとえですと
古木鳴鵙図ですね。

よーく見ると鵙のとどまる枝の下30Cmの場所に虫の幼虫が一所懸命に枝を這い上がってくる姿が見えますね。
「観の目つよく、見の目よわく、遠き所をちかく見、ちかき所を遠く見ること、兵法の専(もっぱら)なり」
——『五輪書』水之巻より
- 「観(かん)の目」: 物事の全体を鳥瞰し、本質や大局の構図を見抜く目(=鵙の視点)。
- 「見(けん)の目」: 目前の現象や自分の立ち位置、目先の動きだけに囚われる目(=虫の視点)。
自分の目の前の現実(虫)だけに囚われている者は、大局(鵙)から見ればすでに手のひらの上で転がされているに等しい。
しかし、虫の立場にいる人間は「自分の見えている世界が全て」だと思い込んでいるため、迫りくる危機や構造的な格差に
ら気づけません。
この絵画は、単に「鳥が虫を狙っている」という自然の写生ではなく、「お前は今、どちらの目でこの世界を見ているのか?
」という武蔵からの鋭い問いかけ(詰問)そのものだからこそ、見る者をあっと圧倒する凄まじい迫力と緊張感を持って迫ってくるのだと感じます。
勝負の厳しさ、そして人間が生きるということの冷徹な構造を一枚の水墨画に凝縮させた武蔵の精神性は、何百年経っても色褪せることなく私たちを揺さぶってきますね。