近年の国公立大学(難関上位校)の英語入試において、無生物主語や名詞構文の読解・和訳力を問う代表的な出題例と解答例です。
1. 京都大学(前期)
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出題構造(無生物主語+因果関係)
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英文(イメージ): “Recent technological advances enable us to access vast amounts of information instantly.”
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直訳(不自然): 「最近の技術的進歩は、私たちが膨大な情報に即座にアクセスすることを可能にする。」
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自然な日本語訳(解答例): 「近年の技術が進歩したおかげで、私たちは膨大な量の情報へ即座にアクセスできるようになった。」
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解説: 主語(技術の進歩)を「原因・理由(〜のおかげで/〜によって)」とし、目的語(us)を主語「私たちは」に、enable〜(〜可能にする)を動詞「〜できるようになった」に崩して訳出させる典型的な無生物主語構文です。
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2. 大阪大学(前期)
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出題構造(名詞構文:動詞・形容詞の名詞化)
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英文(イメージ): “His sudden departure from the company caused great confusion among the employees.”
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直訳(不自然): 「彼の会社からの突然の離脱は、従業員の間に大きな混乱を引き起こした。」
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自然な日本語訳(解答例): 「彼が突然会社を辞めたため、従業員たちの間に大きな混乱が生じた。」
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解説:
His sudden departure(彼の突然の離脱)という名詞構文を、「彼が突然辞めたこと」と節(S+V)のようにほぐし、主語全体を因果関係の「原因」として訳出することが求められます。
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3. 東京外国語大学(前期)
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出題構造(無生物主語+無形動詞・阻害)
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英文(イメージ): “Lack of sleep prevents brain cells from functioning properly.”
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直訳(不自然): 「睡眠の不足は脳細胞が適切に機能することを妨げる。」
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自然な日本語訳(解答例): 「睡眠が不足すると、脳細胞が正常に働かなくなる。」
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解説:
Lack of sleep(睡眠不足)を「睡眠が不足すると(条件・原因)」と訳し、prevent A from -ing(Aが〜するのを防ぐ)を「Aは〜できない/〜しなくなる」と肯定・否定を反転させて訳す和訳技法が問われます。
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ポイント 難関国公立大学の和訳・要約問題では、直訳(「〜は…させる」)のままだと不自然な日本語になり減点対象となります。
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無生物主語: 主語を「〜によって/〜すると(原因・条件)」とし、目的語を主語に直して訳す。
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名詞構文: 動詞由来の名詞(departure, decisionなど)を「〜すること/〜したため」と動詞的に訳し崩す。

